発売した頃から使用しているので、もう10年近くクルトガを使っています。

 

 

でも、最近は書き味に不満というか違和感を感じるようになりました。

基本的に文字を書くためのシャーペン

クルトガの特徴は紙面に芯先を着けるたびに回転して、偏減りを防ぐことです。

つまり画数の多い文字を多量に筆記する分には、この構造の恩恵を余すこと無く受け取ることが出来ますが、1画が長い絵や図を書いたりする場合は、このメカニズムがうまく働かず普通のシャーペンと変わりません。

 

以前は毎日書いているアイデアノートの筆記に使用していたので問題なかったのですが、最近はメインの筆記にボールペンを使用するようになってシャーペンの使用機会が減ってしまい、メインの使用用途がラクガキになってしまったことが原因です。

 

長い描線じゃクルトガエンジンもエンスト気味……

 

また、クルトガ専用の芯を使用しないと芯自体の削れ具合も安定しません。やっぱり専用芯を使用してこそのクルトガだよなぁ。

 

ラクガキの際にお気に入りのシャーペン

ということで現在、文房具店に行くたびに色々と試しているのですが、ちょっとしたラクガキで一番気持ちのいいシャーペンは昔ながらの100円シャープ……ただし芯を保持する部分がプラスチック製のちゃちいヤツです。

全部が全部というわけではないので試し書きが必須なのですが、折れやすいシャーペンの芯がコシのあるつけペンとか筆ペンになったかのように微妙にしなるような挙動を見せ、描画の【入り】や【ヌキ】まで描き手がコントロールできるような感覚があるのです(たぶん錯覚ですが:笑)。

 

ただ、最近は先がプラスチックのシャーペン、あんまり見かけないんですよね。古い書店に併設されている文具コーナーとかで軸全体がラバーっぽい先がプラ製のシャーペン見つけると必ず試し書きするようにはしているんですけど、なんかこの頃当たり個体にも出会えなくなってきました。

 

子供の頃、文具店に束になって売ってたちゃちな100円シャープ……今は絶滅危惧種なのかなぁ?