2017年10月1日、TOHOシネマズ海老名にて劇場版【響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~】を鑑賞してきました。

上映はスクリーン9(200席+車椅子席2スクリーンサイズ5.0×12.4m)座席はD列11番。既にTV版で内容を知っている作品なので、全体像よりも細部に注目できる席をチョイスしてみました。行きつけの劇場だと適した座席をすぐ選択できるのがいいですね。

限定コンボセット(ドリンク、ポップコーンに特典のミニクリアファイル付き)買って上映を待ちます。

 

以下、ややネタバレありの感想です。まぁ完全新作というわけでもないので問題はないか……

 

 

フォトセッション

ファンなら内容を知っているので、メインの感想はこれのこと。

映画の冒頭にキャラクターの紙芝居的寸劇のようなものがあり、そこでスクリーンを撮影できる【フォトセッション】というコーナーがありました。SNSを利用して拡散されやすいようにとのねらいで設けられたコーナーだと思うのですが、なかなか良いアイデアですね。

普通のフォトセッションというと舞台挨拶なんかで出演者を撮影できる機会をもらえる場といったイメージではありましたが、拡散も兼ねて映画の冒頭に用意するのは思いつきませんでした。発声上映ほど大げさでもなく観客が参加できるので、戦隊モノの映画で『画面に向かってヒーローを呼んでくれ!』なんていう大きなお友達には難易度の高い呼びかけよりも、ずっと楽しいです。

ちなみに、その時撮影した画像がコチラ。スクリーンの撮影に慣れていないのでちょっと傾いてしまいました。折角中央の席だったのに残念。

今回の試みでは紙芝居的なアニメの中でフォトセッション用の静止画を用意していましたが、そのうちこのコーナーも進化してきて【キャラクターが瞬きして半目になってしまう可能性】とか出てくると面白いですね。

それと、このフォトセッションを映画を見る際の諸注意と組み合わせて、【写真を撮影した後にスマホの電源を切ってください】とアナウンスすれば、うっかりのマナー違反も防止できて一石二鳥かも。

アニメ映画は来場者特典を用意することがありますが、週ごとにフォトセッション用に別の画像を用意したりするとリピーターにも対応した作品作りができますね。

 

ちょっと考えただけでこれだけのアイデア……もしかしたらフォトセッション、今後アニメ映画で流行るかもしれませんね。

 

TV版総集編ではない

今回のストーリーはTV版の総集編ではありませんでした。北宇治高校吹奏楽部の中から久美子とあすか先輩の交流に焦点を絞った作品です。前作(TV版第一期劇場版総集編)は映画を見れば、だいたいTV版の流れを掴むことはできましたが、今回の作品はすでにTV版を見ている観客にユーフォの2人だけを見てもらう作りになっています。

葉月やサファイア川島はともかく、まさか麗奈ですらモブ扱いになるとは思ってもいませんでしたよw

映画パンフレットの高坂麗奈役、安済知佳さんのコメントで、

 

久美子との思い出も滝先生への想いもない麗奈は、凄く普通の女子高生のようで面白かったです。

 

と書かれていたのですが、ちょっと悔しさをごまかす強がりみたいなものを感じたのは自分だけでしょうか?

麗奈は自分のこと特別だと思っている厨二病女の子だからなぁ。

 

これで終わりではない

アニメ二期における前半のメインだったのに構成の関係で今回の映画でハブられていた鎧塚みぞれと傘木希美を中心とした映画が、2018年4月21日に公開されることが発表されました。ただ、映画のスタッフロール後に流れた特報(公式ページで見られる動画)があまりに抽象的だったので、劇場では『ナニコレ?』状態でした。

【完全新作】と銘打っているけど、京都アニメーションはヴァイオレット・エヴァーガーデンもあるのに大丈夫かなぁ?少しスケジュールの重なる時期があるみたいだけど……

 

また、劇場版が作られるとなると次のTV版も期待してもいいかもしれませんね。

原作小説の第二楽章後編も今週発売予定です

地味な表紙で書店の棚では埋もれそうだけどみんな買って読もう!

グッズ

月初めから散財が激しいので原画集の購入はガマンしました。

購入したのはパンフレット(¥1000)のみ

コンボセットを買うと付いてきたミニクリアファイルは非売品(もちろん使えない)

入場特典のコースターは今作では完全にモブと化したこの2人の方。そこはかとないハズレ感が漂う(失礼)

 

総評

ファン向けの映画ではありますが群像劇からキャラを絞って焦点を明確にしたので、むしろ初見の人の方が受け入れやすい内容なのかな?と思います。

でもコレ、シリーズ物の二作目なんですよね……

いっそ、劇場版第一作も同じようなコンセプトは無理としても、もう少しひねった編集してもよかったかもしれませんね。

 


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作品にはある程度の満足もしているけど、全ては来年春の【リズと青い鳥】を見て今作の評価が決まるでしょう。