ここの所、なんとなく考え続けているビジネスプランンがあります。
なろうやカクヨム、アルファポリスなどへと投稿した作品を自分でまとめることです。
と言っても自費出版をするというわけではありません。自分の手で電子書籍化するということです。
狙いはKindle
最近はちょっと人気が出てランキングが上がるとラノベレーベルの編集から高速青田刈りによる接触があるみたいなのですが、もしうまくいって書籍化がなされたとしても、人気不足のため続刊は出されないまま打ち切りの危険もあります。商業誌での失敗がたたってWebでの連載すらストップしてしまう可能性もあります。
また、ある程度の人気を取りながらも書籍化のプレッシャーで潰れてしまう作家もいます。
これらを回避するためにKindleを利用して自分で販売してしまえばいいのです。
……いえ、販売と言うには少し語弊がありました。
作品を無料で公開するのです。
最初は無料販売
まとめるのにキリの良い分量が貯まったら電子書籍化するのですが、最低でも第1巻は期間限定で無料で販売するべきです。投稿サイトやSNSで【◯日までは無料!】と告知、さらに知り合いに頼んでレビューを書いてもらいます。ダウンロード数が上がりランクが上がることによって知り合いでない人の目にも触れやすくなるのでダウンロードされる可能性は高くなります。
2巻からビジネス開始
2巻が出てからは普通に販売、最初からお金を取ります。価格設定は自分が納得できるのであればいくらでもかまわないと思います。
ただし、かならずKindle Unlimitedの設定をしてください。
Kindle Unlimitedとは月額980円で登録した会員は指定された電子書籍が無料で読めるサービスです。会員は無料で読めますが、出版者は無償というわけではなく、ダウンロードして実際に読まれたページの分だけ報酬が入る仕組みです。この方法ですと、『会員だから無料だし、とりあえずダウンロードしてみるか〜』という場合は報酬が入らず、しっかりと読んでもらった結果として報酬が入るので、自分の実力を試すには良い手法だと思いますし、印税のようなまとまった金額は受け取りにくい代わりにアフィリエイト報酬のようなコツコツ型の報酬を受け取ることになります。2巻が出た時点で1巻もKindle Unlimitedに登録します。
こうした手法で電子書籍化していくと、小説家というより読んでもらえた分だけお金をもらえる、まさしく【物書き】と名乗れるでしょう。
純粋に自分の作品で勝負したい方は、ぜひ挑戦してほしいです。